面接の逆質問で「フィードバック」を求めるのはあり?好印象を与える聞き方と例文
転職活動の面接において、終盤に必ずと言っていいほど設けられる「何か質問はありますか?」という逆質問の時間は、自身のアピールを行うための重要な局面です。この貴重な時間を使って、これまでの面接での自分の受け答えがどう評価されたのか、あるいは足りない点があったのかといった「フィードバック」を、直接面接官に求めてみたいと考える転職者は少なくありません。自身の客観的な評価を知ることは、今後の選考やキャリア形成において非常に有益ですが、聞き方によっては、面接官を困惑させたり、ネガティブな印象を与えたりする恐れもあります。本記事では、面接の逆質問においてフィードバックを求めることのメリットやリスク、そして、面接官の心証を損ねることなく、自然にアドバイスを引き出すための具体的な例文について、詳しく解説します。
面接の逆質問でフィードバックを求めるメリット
面接というフォーマルな場で、あえて自身の評価を尋ねることには、向上心を示すという点でいくつかのメリットが存在します。
客観的な評価を知り、今後の選考に活かすことができる
面接官は、多くの応募者を見てきた採用のプロフェッショナルであり、その視点からのフィードバックは、非常に価値のある情報です。自身の強みが企業にどう伝わっているのか、また、どのような点が不足していると見られているのかを客観的に把握することで、自己分析を深め、今後の面接対策やスキルアップに直結させることができます。特に、一次面接や二次面接といった途中段階の選考において、次回の面接に向けた課題を明確にする上で、フィードバックは大きなヒントとなります。
成長意欲の高さや、素直な姿勢をアピールできる
自身の足りない部分を率直に受け入れ、改善しようとする姿勢は、ビジネスパーソンとして高く評価される要素の一つです。面接という緊張する場面で、あえて自身の課題を直視しようとする質問は、現状に満足せず、常に成長し続けようとする高い向上心の表れとして受け取られます。また、他者の意見に耳を傾ける素直な人柄であるというポジティブな印象を、面接官に与える効果も期待できます。
フィードバックを求める逆質問の注意点とNGな聞き方
メリットがある一方で、評価というデリケートな話題に触れるため、質問の意図や言葉の選び方を間違えると、かえって評価を下げてしまうリスクが伴います。
合否に直結するような直接的な質問は避ける
「今日の私の面接は何点でしたか」「今の段階で、合格の可能性はどれくらいありますか」といった、合否そのものや、直接的な評価を下すことを迫る質問は、絶対に避けるべきです。面接官は、その場ですぐに合否を判断できる立場にないことも多く、他の応募者との比較や、社内での協議を経て最終的な評価を決定します。そのため、性急に結論を求めるような態度は、配慮に欠ける人物であるとみなされ、面接官を困惑させてしまいます。
自信のなさや、過度な不安を感じさせる聞き方は避ける
「私の受け答えで、何かお気に障る点はありましたでしょうか」「スキルが足りていないのではないかと不安なのですが、どう思われますか」といった、ネガティブな感情を前面に出した質問は、自身に対する自信のなさの表れとして捉えられます。企業は、自らの強みを理解し、自信を持って業務に取り組める人材を求めているため、必要以上に自分を卑下したり、面接官の顔色をうかがいすぎたりする態度は、マイナス評価に繋がりかねません。
好印象を与えるフィードバックの逆質問例文
面接官に不快感を与えず、前向きなアドバイスとしてフィードバックを引き出すためには、未来の成長や、入社後の貢献に向けた文脈で質問を組み立てることが重要です。
今後の自己研鑽や成長に繋げるための聞き方
今の自分に足りないものを把握し、入社までに準備を進めたいという、意欲的な姿勢を伝えるための質問です。
- 「もしご縁があり、御社に入社させていただいた場合、いち早く戦力として貢献したいと考えております。本日の面接を通じて、私が御社で活躍するために、現時点で不足していると感じられたスキルや、今後さらに伸ばしていくべき点があれば、ぜひアドバイスをいただけますでしょうか。」
- 「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。今後、〇〇の領域でプロフェッショナルとして成長していきたいと考えておりますが、〇〇様から見て、私のこれまでの経験の中で、さらに強化すべきポイントがあるとすれば、どのような点だと思われますでしょうか。」
自身の経験やスキルが、企業にどう映ったかを確認する聞き方
自己評価と企業からの客観的な評価のすり合わせを行い、相互理解を深めるための質問です。
- 「本日の面接では、私の前職での〇〇の経験について、重点的にお話しさせていただきました。この経験は、御社の〇〇という事業において、少しでも貢献できる要素として、〇〇様の目に映りましたでしょうか。率直なご意見を伺えますと幸いです。」
- 「私はこれまで、チームワークを重視して業務に取り組んでまいりましたが、御社が求める人物像と照らし合わせた際に、私の強みとして評価していただける点、あるいは、少し方向性が異なると感じられた点がありましたら、ご教示いただけますでしょうか。」





