令和トラベルの営業職へ転職する面接対策と採用選考のポイント
「あたらしい旅行を、デザインする。」をミッションに掲げ、テクノロジーとデジタルの力で旅行体験の再発明に挑むトラベルスタートアップ「株式会社令和トラベル」。
海外旅行予約アプリ「NEWT(ニュート)」の急成長を軸に、累計70億円を超える大型資金調達を実施し、デジタルネイティブ世代を中心とする旅行者から圧倒的な支持を集めています。さらに近年では、個人向けの海外旅行予約にとどまらず、企業や学校向けの団体旅行(グループトラベル)のDX推進、国内外のホテル・航空会社とのアライアンス・仕入れ開拓、観光・宿泊業界向けAIソリューションのフィールドセールスなど、BtoBビジネス領域への事業展開を急速に加速させています。
トラベルテック市場を牽引する注目スタートアップであり、裁量の大きさやIPO(新規上場)を見据えた急成長フェーズに惹かれ、中途採用市場において営業職(ビジネス・セールス系ポジション)の人気は非常に高水準です。
しかし、令和トラベルの営業採用面接において、「旅行が好きだから」「急成長しているスタートアップだから」といった表面的な動機を述べるだけでは、面接官を納得させることはできません。
従来型の旅行会社が抱えてきた「属人化・紙や電話中心のアナログ手配」という構造的課題を理解し、テクノロジーやDXを活用して業務プロセスそのものを刷新する姿勢、未整備な環境の中で自ら仕組みを創り出す自走力(0→1・1→10の推進力)、そしてデータやロジックに基づいた提案力を明確に語ることが不可欠です。
令和トラベルにおける営業職の具体的なポジション、面接官が注視する評価基準、同社ならではの志望動機の組み立て方、頻出質問への対策法を整理します。
令和トラベルにおける営業職の主な領域と業務内容
採用面接で的確な受け答えをするためには、募集されている営業ポジションがどの事業領域に属し、どのような役割を担っているのかを正しく把握しておく必要があります。
1. 団体旅行・ソリューションプランナー(グループトラベル営業)
企業研修、社員旅行、学校法人の教育旅行、インフルエンサーやブランドとのコラボツアーなどを企画・提案・推進する法人営業ポジションです。
- 主なミッション: 従来の旅行会社が人海戦術で行ってきた見積もり作成や手配業務を、社内のDXツールやオペレーション改善を通じて効率化し、「人に依存しないスマートな団体旅行体験」を顧客と共に創り上げます。
- 業務内容: 法人・行政・学校への新規アプローチ、要件定義、旅行行程の企画・見積もり、渡航手配のディレクションまでを担います。
2. ホテルセールス・サプライ開拓(仕入れ・アライアンス営業)
国内外のホテル、旅館、リゾート施設、航空会社などのサプライヤーと直接交渉し、NEWTに掲載する魅力的な宿泊枠やツアー用在庫を仕入れる営業ポジションです。
- 主なミッション: 宿泊施設に対してNEWTのユーザー層や送客力をアピールし、直接契約の獲得や限定プランの造成を行います。
- 業務内容: パートナー開拓、宿泊料金や在庫枠の条件交渉、施設ごとの魅力的なプラン企画の支援、社内のツアー企画・マーケティングチームとの連携を担当します。
3. AIソリューションセールス・観光DX事業開発
宿泊・観光業界が直面する深刻な人手不足や多言語対応の課題に対し、同社が培ったAI基盤やソリューションを提案する新規事業領域の営業です。
- 主なミッション: ホスピタリティ産業向けにAIエージェント等の導入を提案し、0→1で初期顧客を開拓しながら業界全体のDXを推進します。
- 業務内容: ホテルや観光施設へのソリューション営業、現場のペイン分析、プロダクト開発チームへのフィードバック、市場開拓戦略の立案・実行を担います。
採用面接で面接官が見極めている3つの重要評価基準
令和トラベルの採用担当者や役員面接では、前職での実績以上に「スタートアップの組織風土にマッチし、非連続な事業成長を牽引できるか」が厳密にチェックされます。
1. アナログな業界課題を捉える「DX・仕組化マインド」
旅行業界は依然として、ファクスや電話、属人的な勘に頼った手配業務が多く残る業界です。 面接官が注視するのは、「前職で既存のやり方に疑問を持ち、自ら業務フローを効率化・デジタル化した経験があるか」という点です。単に言われた通りに手配や販売を行うのではなく、「どうすればこの作業を自動化できるか」「人に依存させない仕組みに昇華できるか」を常に考えられる構造化・仕組化の思考力が求められます。
2. カオスな環境を主体的に切り拓く「自走力と当事者意識(オーナーシップ)」
急成長中のスタートアップでは、完璧なマニュアルや整った営業ツールが最初から用意されているわけではありません。 指示待ちにならず、自ら課題を発見してアプローチ手法を検証し、必要であれば他部署(エンジニア、マーケター、デザイナー、CS等)を巻き込んで案件を前進させられる自律的な行動量が厳しく審査されます。
3. 顧客やパートナーの本質的な課題を捉える「論理的対話力」
営業先は、企業の役員や人事担当者、ホテルの総支配人や経営層など多岐にわたります。 単なる値引きや熱意だけの営業スタイルは通用しません。相手が抱える「社員のエンゲージメント低下」「人手不足による稼働率の頭打ち」「インバウンド対応の遅れ」といった本質的なペインをヒアリングで引き出し、自社のプロダクトや企画を最適なソリューションとして論理的に提示できる対人折衝力が問われます。
面接で響く「令和トラベルならでは」の志望動機構築法
大手旅行代理店(JTB、HIS等)や既存のメガOTAがある中で、「なぜ令和トラベルなのか」を明確に言語化することが選考通過の決定打となります。
- 「レガシーな巨大産業の再定義」に対する共鳴: 「巨大でありながら長年構造が変わってこなかった旅行・観光市場に対し、テクノロジーとデザインを掛け合わせて全く新しい顧客体験と業務基盤を創り出そうとしている挑戦に強く共感した」という事業ビジョンへの理解を語ります。
- 「人に依存しないあたらしい旅行」を支える営業としての介在価値: 従来の旅行営業のように「泥臭い人海戦術」で終わらせるのではなく、自らの営業活動を通じて得られた顧客の声をプロダクトやオペレーションの仕組みに還元し、スケールする組織基盤づくりに関わりたい熱意を伝えます。
- これまでの経験のポータビリティ: 旅行業界での手配・法人営業経験者であれば「業界の商流理解と課題意識」を、IT・SaaS・他業界の法人営業経験者であれば「仮説提案型の営業力」「0→1の開拓力」「数値目標への執着心」を提示し、即戦力として機能する根拠を示します。
面接で想定される質問と回答のポイント
令和トラベルの営業職選考で頻出する質問について、面接官の意図と好印象を与える回答の方向性を解説します。
既存の大手旅行会社や大手OTAではなく、なぜ「令和トラベル」なのか
- 質問の意図: 企業理解の深さと、スタートアップで旅行業界を変革したい明確な理由を確認しています。
- 回答のポイント: テクノロジーを前提とした事業思想と組織スピードに触れます。「既存の旅行会社が過去のレガシーシステムや対面中心の店舗インフラに縛られDXが進みにくい中、貴社は最初からテクノロジーとデザインを中核に据え、『あたらしい旅行、あらゆる人へ。』というミッションを本気で具現化されている点に強く惹かれ志望いたしました。単に既存の旅行商品を売るだけでなく、手配オペレーションの仕組化やAI技術の活用を通じて、業界の常識を覆す次世代のトラベルサービスを創り出す営業としてコミットしたいと考えております」と論理的に伝えます。
前職において、業務の「仕組化」や「効率化」に自ら取り組んだ経験はあるか
- 質問の意図: 令和トラベルが重視する「人に依存させない業務設計力」や構造化能力を測っています。
- 回答のポイント: 課題の発見、具体的な工夫、定量的な成果を順序立てて述べます。「前職の法人営業において、提案書や見積書の作成が営業個人の裁量に任されており、若手の作成工数が1件あたり3時間以上かかっているという課題がございました。そこで、過去の受注案件から顧客パターン別の標準テンプレートとFAQ集を自ら作成し、見積もりロジックをスプレッドシートで半自動化いたしました。その結果、作成時間を1時間未満へと圧縮し、チーム全体の商談数を前年比20%増加させることができました。属人化を排除し、仕組みによって生産性を引き上げる姿勢を大切にしております」と回答します。
スタートアップ特有の未整備な環境や急な方針転換に対して、どう適応するか
- 質問の意図: 環境変化への柔軟性、ストレス耐性、自発的な行動力を見極めています。
- 回答のポイント: 変化を前向きに捉え、自ら整える当事者意識を伝えます。「ルールやマニュアルが整っていない環境こそ、自らの手で最適解を形作れる最大のチャンスであると捉えております。事業フェーズに応じた迅速な意思決定や方針転換に対しても、その背景にある事業戦略の意図を正しく汲み取り、柔軟に自身の行動へ落とし込みます。前職におきましても、新規事業の立ち上げ期において日々変わる市場反応に合わせて営業スクリプトを自ら修正しながら成果を出してきた実績がございます。カオスを楽しみながら、組織の成長に貢献してまいります」と説明します。
提携先やクライアント企業との交渉において、どうやって信頼を獲得し合意に導くか
- 質問の意図: 顧客やパートナーへの傾聴力と、論理的な合意形成能力を確認しています。
- 回答のポイント: 相手の事業課題への理解とWin-Winの価値提示を強調します。「自社の要望を一方的に押し通すのではなく、まず相手先が直面している課題(閑散期の稼働率維持、業務負担、社員満足度など)を深くヒアリングし、真のペインを特定いたします。その上で、当社と組むことによって得られる具体的なメリットや未来の価値を数値や具体的なシミュレーションを用いて提示し、対等なパートナーとして双方が長期的に成長できる関係性を築いてまいります」と回答します。



