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転職活動の面接において、メモ帳を持参し、状況に応じて活用することは、必ずしもNGではありません。むしろ、面接官の話を真剣に聞こうとする姿勢が伝わり、好印象につながる場合もあります。ただし、ビジネスの場として適切なマナーや、会話を途切れさせない配慮が欠かせません。
本記事では、面接におけるメモとの上手な付き合い方について解説します。
1. 面接中にメモを取ってもよいか
結論から言えば、面接中にメモを取ることは問題ありません。しかし、何の断りもなく突然メモを取り始めたり、書くことに夢中になって面接官の話を無視したりするのは失礼にあたります。
好印象を与えるためのステップ
- 必ず許可を取る: メモを取る際は、まず一言「大切な内容ですので、メモを取らせていただいてもよろしいでしょうか」と面接官に確認を取りましょう。
- 相手の話が終わってから書く: 面接官が話している最中にメモに集中すると、アイコンタクトが取れず、「話を聞いていないのではないか」と不安を与えてしまいます。話の区切りや、重要な説明が終わったタイミングで、短時間で手短に書き留めるのがスマートです。
- キーワードを簡潔に: 長文を書き写す必要はありません。後から振り返って内容が分かる程度のキーワードを簡潔にまとめましょう。
2. 面接でのメモ帳・筆記用具の選び方
ビジネスの場に適した、シンプルで悪目立ちしないものを選びましょう。
- デザイン: 派手なキャラクターものやカラフルなものは避け、黒、紺、ダークグレーなどの落ち着いた色の無地がおすすめです。
- サイズ: カバンからサッと取り出せ、かつ筆記スペースが確保できるポケットサイズ(A6やB6程度)が便利です。
- 筆記用具: シンプルな黒のボールペンを使いましょう。シャープペンシルや多色ボールペンは避け、ビジネスの場にふさわしいものを用意してください。
3. Web面接での「メモ」の扱いについて
Web面接において、手元に要点を記したメモ(カンペ)を置くことは物理的に可能ですが、取り扱いには注意が必要です。
- キーワード程度に留める: 文章でびっしり書かれたメモを読み上げると、棒読みになりやすく、自然な対話ができません。「伝わらない」「準備不足」というネガティブな印象を与えないよう、あくまで「自分の言葉で話すための補助ツール」として使いましょう。
- 視線に注意: メモばかりを見てしまうと、画面越しでも目線の動きで「何かを見ている」ことがすぐに分かります。メモはカメラの近くに配置し、チラッと確認する程度に留め、基本はカメラ(または面接官の顔)を見て話す意識を持ちましょう。
4. 面接ノート(事前準備)としての活用
メモ帳は面接中だけでなく、事前の対策ノートとしても大いに役立ちます。
- 企業ごとの整理: 企業情報、選考スケジュール、逆質問の候補などを企業ごとにまとめておくと便利です。
- 振り返り: 面接後に感じた企業の雰囲気や、回答してうまく伝えられなかった点などを書き留めておきましょう。次の面接に向けた貴重な資料となります。
メモはあくまで面接官との「対話」を助けるためのツールです。書くことに集中しすぎて会話を止めてしまっては本末転倒です。適度にアイコンタクトを取り、相手の目を見て話すことを最優先にすることで、誠実さと熱意を面接官に伝えることができます。
ABOUT ME
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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