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面接で「その場で採用」されることはある?|理由・メリット・注意点を徹底解説

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はじめに

面接を受けたあと、通常は数日~1週間程度で合否の連絡が来るのが一般的です。しかし中には、面接の場でそのまま「採用です」と言われるケースもあります。

「面接当日に“採用です”と言われたけど、本当に信じていいの?」
「その場で採用ってむしろ怪しくない?」
「断っても失礼にならない?」

このように、「面接 その場で採用」という状況は想定していない人も多く、驚いたり不安になったりするかもしれません。

この記事では、

  • 面接でその場で採用される理由と企業側の意図
  • どんな業界・職種で起こりやすいのか
  • メリット・デメリット
  • 応じる場合と辞退する場合の正しい対応法
  • 「その場採用」が怪しいケースの見極め方

を詳しく解説します。


「その場で採用」とはどういうことか?

✅ 面接直後、または面接中に「採用を決定」されること

通常、面接は選考プロセスの一部であり、後日合否が通知されるのが一般的ですが、「その場で採用される」というのは、次のような形で伝えられることを指します:

  • 面接終了時に「本日、採用させていただきます」
  • 「いつから勤務できますか?」と聞かれたあとに採用決定
  • 「採用で間違いありません。後ほど書面をお送りします」と口頭で伝えられる

企業が「その場で採用」を伝える理由

理由詳細
人手不足急ぎで人材が欲しい。即日決定で採用スピードを上げたい
応募者の印象が非常に良かった面接時点で「即戦力」と判断された
応募数が少ない選考に時間をかけず、採用を確保したい
短期・単発・アルバイト業務選考プロセスを簡略化していることが多い

▶ 特に、飲食・接客・介護・販売などの現場系アルバイトではよくある対応です。


その場で採用されることのメリット

  • ✅ すぐに結果が出るため、待たずにスケジュール調整ができる
  • ✅ 高評価を得たという自信になる
  • ✅ 複数社を受けている場合、比較がしやすくなる
  • ✅ 希望の勤務日が調整しやすい(例:「来週から出勤OKですか?」)

一方で考慮すべきデメリット・注意点

  • ⚠ 書面での通知がないと法的な効力が不明確
  • ⚠ 勢いで決まったため、条件のすり合わせが不十分な場合がある
  • ⚠ 「その場採用=ブラック企業」とは限らないが、慎重に確認が必要
  • ⚠ 内定通知が口頭だけなら、正式な書面を求めるべき

その場で採用=信用できないではなく、重要なのは「その後の確認と対応」です。


「その場で採用」と言われたときの対応方法

✅ その場で了承してよいケース

  • 仕事内容・雇用条件がすでに説明されていて納得できている
  • 契約内容や労働条件通知書を後日もらえることが確定している
  • 自分でも入社意志が固まっている

例文(承諾する場合):

「ありがとうございます。正式な雇用契約書などの手続きについても確認できましたら、ぜひ前向きに進めさせていただきます。」


✅ 迷っている・他社の選考中の場合

  • 他社の結果を待ちたい場合や迷いがある場合は、即答せず持ち帰ってもOKです。

例文(保留したい場合):

「大変ありがたいお話ですが、他にも選考中の企業がございます。○日までにお返事差し上げてもよろしいでしょうか?」

▶ これで断られる場合は、“無理に即答を求める会社”として注意が必要です。


✅ 辞退したい場合

丁寧かつ明確に辞退の意思を伝えましょう。

例文(辞退の場合):

「誠に恐れ入りますが、慎重に検討した結果、今回は辞退させていただきたく存じます。貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。」


「その場採用」に潜むリスクの見極め方

チェックポイント注意すべき兆候
条件説明が曖昧なまま採用される→ 契約条件や給与が不透明な可能性
すぐに契約書にサインを求められる→ 内容を確認する時間がないと危険
やたらと急かされる→ 離職率が高い・人が定着しない職場の可能性
SNSやネットに悪評が多い→ ブラック企業の疑いあり。企業口コミを確認

まとめ|「面接でその場で採用されたら」冷静な確認が大切

面接で「その場で採用」と言われたときは、あなたの評価が高かった証拠でもあります。しかし、即決せずに冷静に確認すべきポイントもあることを忘れてはいけません。

✅ おさらいポイント:

  • その場採用は特に現場職やアルバイトでよくある
  • 採用されたからといって、すぐに承諾する必要はない
  • 契約条件・勤務内容・労働条件は必ず確認する
  • 口頭だけでなく、書面での通知を依頼するのが安心
  • 「その場採用=怪しい」と決めつけず、情報を精査することが大切

採用のスピードに流されず、自分にとって納得のいく判断ができるように準備しておくことが、後悔しない転職・就職活動のポイントです。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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