面接で「苦労したこと」を聞かれたときの答え方とは?印象を良くする伝え方と実例を解説
はじめに
就職・転職活動の面接では、「これまでに苦労したことはありますか?」という質問がよくあります。一見すると雑談のようにも思えるこの質問ですが、実は応募者の人柄や問題解決力、ストレス耐性を見極めるための重要な質問です。
「正直に話していいのか?」「失敗談はマイナス評価にならないか?」と不安に思う方も多いでしょう。しかし、この質問は伝え方次第で大きなアピールポイントになるのです。
この記事では、「面接 苦労したこと」というテーマに基づき、
- 面接官が「苦労したこと」を聞く理由
- 回答に盛り込むべき要素と構成
- 回答例(学生・社会人・転職者別)
- 避けるべきNG回答と注意点
- 自分の経験を面接で活かすコツ
まで、詳しく解説します。
なぜ「苦労したこと」を聞かれるのか?
企業がこの質問をする理由は、単にエピソードを知りたいからではなく、次のような能力を見極めるためです。
✅ 1. 課題にどう向き合う人か(姿勢)
→ 困難に対して逃げずに向き合ったか?
✅ 2. 問題をどう解決したか(行動力・思考力)
→ 自ら考え、行動し、改善した経験があるか?
✅ 3. 苦労から何を学んだか(成長性)
→ 苦労を次に活かす姿勢があるか?
つまり、「どんなことに苦労したか」よりも「どう乗り越えたか」「どう成長したか」に焦点を当てることが重要なのです。
回答の構成:伝わるエピソードは“PREP”または“STAR法”で整理
【PREP法】
- P(Point):どんな苦労だったのか(結論)
- R(Reason):なぜその状況が大変だったのか
- E(Example):具体的なエピソード・取り組み
- P(Point):そこから何を得たか(成長)
【STAR法】
- S(Situation):状況
- T(Task):課題
- A(Action):自分がとった行動
- R(Result):結果・学び
どちらも「物語形式」で相手に伝えやすく、面接での説得力がアップします。
回答例①:学生(アルバイトの経験)
「飲食店のアルバイトで、ホールのシフトリーダーを任されたことが一番苦労した経験です。
初めはスタッフ同士の連携がうまくいかず、クレームも多く大変でした。そこで、マニュアルを作成し、週1回のミーティングを提案したところ、次第にチームの動きがスムーズになりました。
この経験から、周囲と協力しながら問題を解決する大切さを学びました。」
回答例②:新卒就活生(ゼミや学業での経験)
「大学のゼミで共同研究を進める中、メンバーの意見が合わず、調整に苦労しました。
私は積極的に意見を聞き、整理して“折衷案”を作成することで、チーム全体が納得できる方針を決定できました。
この経験を通して、対立する意見をまとめる調整力と傾聴力が身についたと感じています。」
回答例③:社会人・転職者(職場での経験)
「前職では営業職として新規開拓を担当していましたが、当初は全く成果が出ず、苦労しました。
お客様のニーズを把握できていないことが原因だと気づき、ヒアリング力を鍛えるためにロールプレイを繰り返し、先輩にフィードバックをもらいながら改善を続けました。
結果として、半年後には部署内でトップの成績を上げることができました。この経験は、目標に向けて粘り強く努力する力につながっています。」
NG回答とその理由
NG回答例 | 問題点 |
---|---|
「特に苦労したことはありません」 | 成長機会を逃してきた印象、自己分析不足と取られる可能性 |
「人間関係が最悪で辞めました」 | ネガティブすぎて責任転嫁に聞こえる |
「頑張ったけど結果は出ませんでした」 | 結果が伴わないのはOKだが、学びや反省がないと評価につながらない |
面接で「苦労したこと」を話すときのポイント
✅ 前向きなトーンを意識する
→「大変だった」よりも「乗り越えたことで得たもの」にフォーカス。
✅ 感情ではなく行動にフォーカスする
→「辛かった」「悔しかった」だけでなく、「そのときどう動いたか」を語ることが大切。
✅ 自分の強みとリンクさせる
→ エピソードの最後に、自分の長所と結びつけることで自己PRにもつながる。
まとめ
面接での「苦労したこと」は、単なるエピソードではなく、あなたがどう考え、どう動き、どう成長したかを伝える絶好の機会です。
おさらいポイント:
- 面接官は「困難の乗り越え方」を見ている
- 経験が小さくても、“姿勢”と“学び”をしっかり伝えよう
- PREP法やSTAR法で整理して、伝わる話に仕上げる
- ネガティブなままで終わらず、前向きな学びで締めくくる
- 自分の強みや志望動機につなげられるとベスト!
苦労の中にこそ、あなたの魅力があります。正直で前向きな姿勢を示すことで、面接官に“信頼できる人物”として強く印象づけましょう。