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面接における「立ち位置」の基本と入室から着席までのマナー

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転職活動の面接において、面接室へ入室してから着席するまでの所作は、面接官があなたの第一印象を決定づける大切な時間です。言葉を交わす前の段階であっても、入室時の姿勢や立ち居振る舞いから、社会人としての教養やビジネスへの適性が無言のうちに伝わっています。

入室から椅子の横に立つまでの手順

名前を呼ばれたら、まずはドアを3回ノックし、中から「どうぞ」という応答があってから「失礼いたします」と述べて入室します。部屋に入ったら、面接官の方へ向き直り、両手で静かにドアを閉めます。その後、面接官の目を見て丁寧にお辞儀をし、用意された椅子の横まで歩みを進めます。

正しい「立つ位置」の考え方

面接において、立つ位置の基本は椅子の横です。特に指定がない場合、ビジネスの慣習として、部屋の入り口から見て遠い側を「上座」、近い側を「下座」と呼びます。応募者は下座側の椅子の横に立つのがマナーです。もし、面接官や案内係から「こちらの席へどうぞ」と指定された場合は、その指示に従い、指定された椅子の横に立って待機してください。

着席を促されるまで待つことの重要性

椅子の横に着いたら、すぐに座るのではなく、立ったままの姿勢で面接官の方を向き、名乗ります。このとき、言葉を発する前に一礼を済ませるか、あるいは名乗りながら一礼する際は「分離礼」を意識するとより丁寧です。挨拶を終えた後も、勝手に座ることは避け、面接官から「お掛けください」と指示があるまで立ち続けます。指示を受けた後、「失礼いたします」と一言添えてから着席するのが、相手の空間を尊重するスマートな振る舞いです。

立ち位置と所作が与える好印象のポイント

面接室での立ち居振る舞いは、あなたが取引先や顧客に対してどのような対応をする人物であるかを示す、重要な判断材料となります。

背筋を伸ばし、堂々とした姿勢を保つ

椅子に移動する際は、背筋を真っ直ぐに伸ばし、視線をまっすぐ前に向けて歩きます。立ち止まった際も、足は揃えて、手は体の脇に自然に添えます。緊張から手が動いてしまったり、足が落ち着かなくなったりすると自信がない印象を与えてしまうため、立ち位置が決まったら、静止した姿勢を意識してください。堂々とした姿勢は、面接官に安定感と誠実さを感じさせます。

荷物の扱いと立ち位置の関係

面接室へ持ち込むカバンは、着席のタイミングに合わせて、自分の足元の椅子の横に立てて置きます。立つ位置を確保する際、カバンを足元で動かしたり、座る前に床に置こうとして体勢が崩れたりしないよう注意しましょう。床に置いた際に自立するカバンであれば、スマートに所作を行うことができます。

よくある疑問と注意点

複数人で待機する場合

集団面接などで他の応募者と一緒に待機して立つ必要がある場合も、自分の順番が来るまでは、指定された場所に静かに立って待ちます。周囲の人と距離を保ちつつ、姿勢を正して前を向いているだけで、協調性と礼儀正しさが伝わります。

誘導がない場合

もし、椅子の位置が明確でない場合は、まずは入り口から見て「このあたりかな」と思われる位置に立ち、面接官に「こちらに失礼してもよろしいでしょうか」と確認するのも一つの手です。相手に一声かけるという行為自体が、ビジネスにおける誠実なコミュニケーションの第一歩となります。

面接官は、言葉の内容だけでなく、こうした細やかな所作に目を向けています。一つひとつの動作を丁寧に行うことで、あなたの仕事に対する真摯な姿勢を面接官へ効果的に伝えることができます。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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