kubell(旧Chatwork)の経営企画を目指す転職対策と面接通過のポイント
ビジネスチャット「Chatwork」をはじめ、中小企業のDXを推進するプラットフォーム企業として成長を続ける「株式会社kubell」。
同社の経営企画ポジションを志望する転職者に向けて、求められる役割や選考での評価ポイント、面接を突破するための実践的な対策法を整理します。
kubellにおける経営企画の役割と事業背景
企業の変革期において、経営企画が担うミッションは単なる数値集計や進捗管理にとどまりません。現在の事業環境を踏まえた上で、企業がどのような意図を持って採用を行っているのかを把握することが第一歩となります。
1. プラットフォームビジネスへの進化と多角化
単一のチャットツール提供にとどまらず、中小企業向けDXソリューションや周辺サービスの展開など、事業ポートフォリオを拡大するフェーズにあります。これに伴い、グループ全体の成長戦略立案や、新規事業への投資判断、M&Aやアライアンスの検討といった、よりダイナミックな経営判断を推進する機能が強く求められています。
2. 「調整役」ではなく「経営推進役」としての位置づけ
同社の経営企画は、各部署間のスケジュール調整や資料作成に終始する組織ではなく、経営陣の意思決定を前に進めるためのパートナーとしての役割が期待されています。事業の将来を見据えた資本政策や管理会計を軸に、定量的な根拠を持って経営陣と議論を交わす姿勢が重視されます。
3. 急成長に伴うグループ経営管理の高度化
組織規模の拡大や子会社・関連事業の増加に伴い、中期経営計画の策定や予実管理の仕組みを常にアップデートしていく必要があります。既存の枠組みに固執せず、変化の激しいIT・SaaS業界特有のスピード感に対応できる柔軟な経営管理体制の構築が急務となっています。
選考で重視されるスキルと人物像
kubellの経営企画採用において、書類選考や面接で見極められる中核的な要素は以下の通りです。
管理会計・計数分析に基づいた論理的思考力
財務三表への理解はもちろん、事業KPIの設計や予実差異の要因分析を緻密に行える計数管理能力がベースとなります。SaaSビジネス特有の指標(MRR、チャーンレート、CAC、LTVなど)を正確に理解し、数値を改善するための打ち手を事業目線で語れるかが問われます。
不確実性の高い環境における課題設定力
あらかじめ決められた業務をこなすだけでなく、事業の成長痛として生じる曖昧な課題を自ら特定し、解決に向けたプロジェクトを自律的に立ち上げる力が求められます。自発的な行動力とオーナーシップが評価の大きな比重を占めます。
多彩なステークホルダーとの合意形成能力
エンジニアやプロダクト企画、セールス、バックオフィスなど、異なる背景を持つ専門職と円滑に連携し、経営の意図を現場へ浸透させる対人折衝能力が不可欠です。現場の声を吸い上げつつ、全社最適の視点を保って巻き込んでいくバランス感覚が求められます。
面接選考を突破するための具体的なアピール法
面接の場において、これまでの実績を同社の経営企画の文脈に結びつけて説得力を高めるためのポイントです。
「自身が起点となって推進した経験」を具体化する
これまでの業務で「経営陣や上層部からのオーダーをどう具体化し、実行に移したか」、あるいは「自ら数字の異変や課題に気づき、どのように改善施策を主導したか」をストーリー立てて伝えます。単に「資料を作成した」「会議をファシリテーションした」という作業ベースの話ではなく、自身の介在によって生まれた事業インパクトを明確に言語化することが重要です。
「なぜkubellの経営企画なのか」に明確な根拠を持つ
「知名度のあるIT企業だから」「成長中のSaaS企業だから」という一般的な志望動機では、他社との差別化が難しくなります。
- 中小企業DXという同社のミッションに対して、自身のキャリアや価値観がどう共鳴しているのか
- 単一プロダクトから複数事業展開へと移行する今のフェーズにおいて、自身のどの経験が即座に役立つのか
これらを結びつけることで、入社後の具体的な活躍イメージを面接官に想起させることができます。
逆質問で経営視座の高さを示す
面接の終盤に行われる逆質問は、自身の視座の高さや思考の深さをアピールする絶好の機会です。
「事業ポートフォリオが広がる中で、経営企画として現在最も注力されているグループシナジーの課題は何でしょうか」「中期的な目標達成に向けて、現場と経営の目線を合わせるために意識されているコミュニケーションの工夫を教えていただけますか」といった、企業の現状と未来に深く踏み込んだ質問を用意しておくことで、経営陣のディスカッションパートナーとしての資質を印象づけられます。



