HENNGEの経営企画を目指す転職対策と面接通過のポイント
クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」を主力事業として展開し、企業のSaaS導入やセキュリティ変革を力強く支援するHENNGE株式会社。
独自のテクノロジーと先進的なマーケティング力、そしてカスタマーサクセス体制を武器に、国内SaaS市場において屈指のポジションを確立しています。
さらに、公用語の英語化推進や多国籍なエンジニアチームの組成など、組織カルチャーの面でも先進的な取り組みを重ねてきました。
既存事業の強固な収益基盤(ARR・MRRの持続的成長)を維持しながら、新規プロダクトの探索やグローバル展開、資本提携・M&Aなどを通じて事業ポートフォリオの拡張を目指す同社において、全社戦略の舵取りを担う「経営企画」のポジションは極めて重要な役割を果たしています。
HENNGEの経営企画を志望する転職者に向けて、求められる役割や選考での評価基準、面接選考を突破するための具体的なアプローチ法を解説します。
HENNGEにおける経営企画の役割と事業環境
サブスクリプション型のSaaSビジネスモデルを中核とし、テクノロジーによる変革を標榜する同社において、経営企画が担う実務には独自の視座が求められます。
1. SaaSビジネスモデルに立脚した予実管理と成長戦略の策定
SaaS特有の重要経営指標(ARR、MRR、解約率/Churn Rate、顧客獲得単価/CAC、顧客生涯価値/LTVなど)を正確に把握し、中長期的な収益シミュレーションや事業計画を策定します。
既存事業のオーガニックな成長を最大化させるとともに、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスといった各部門へのリソース配分を最適化する計数管理が求められます。
2. 「新規事業の探索」と「非連続な成長」の推進
主力のIDaaS・クラウドセキュリティ領域にとどまらず、新たな収益の柱を構築するための新規事業立ち上げ、スタートアップへの戦略投資、国内外のアライアンスやM&Aを経営陣直下で審査・推進します。
出資後の経営統合(PMI)やグループガバナンスの体制構築も視野に入れた実務が期待されます。
3. 多国籍な組織を支えるIR・コーポレートガバナンス
上場企業として資本市場(機関投資家や個人投資家)との対話を支えるIR戦略の立案や、取締役会・経営会議の運営など、意思決定基盤の高度化を担います。
国内外の多様なバックグラウンドを持つメンバーと協調しながら、スピード感のある意思決定インフラを整備する機能が重視されます。
選考で見極められる中核的なスキルと人物像
HENNGEの中途採用選考において、書類選考や面接官(役員・経営企画責任者)が厳しく確認する評価基準は以下の通りです。
SaaSビジネスとユニットエコノミクスへの深い理解
一般的な製造業や受託開発企業とは異なり、SaaSビジネス特有の収益構造や投資回収サイクルを深く理解している必要があります。
先行投資によって一時的に赤字が先行しても、LTV/CACやNet Revenue Retention(NRR)を健全に保つことで中長期的な企業価値をどう高められるか、数字を共通言語として論理的に語れる計数感覚が問われます。
「変化を楽しむ」カルチャーへの適応力と柔軟性
同社には「テクノロジーの解放で世の中を変えていく」「変化を楽しむ」という企業風土があります。
固定観念にとらわれた従来の管理論や前例踏襲のやり方を一方的に押し通す姿勢は敬遠されます。
市場環境やテクノロジーのトレンド変化を素早く察知し、自ら手を動かして柔軟に施策を軌道修正できる機動力が重視されます。
多様なプロフェッショナルを巻き込むコミュニケーション力
エンジニア、デザイナー、セールス、マーケターなど、異なる専門性と価値観を持つメンバーが多数在籍しています。
英語を用いた多国籍な環境も含め、相手への敬意を前提としたフラットで論理的な対話ができる人間力と、権限に頼らず共通の目標へ向けて組織を動かす合意形成力が不可欠です。
面接選考を突破するための実践的なアピール法
面接の場において、自身のこれまでの実績を同社の求める人物像に結びつけ、説得力を持って伝えるための要点を解説します。
「数字の分析から現場を巻き込み、施策を完遂した実績」を具体化する
面接では、「単にレポートや分析資料を作成した」という報告にとどまらず、関係者を巻き込んで実行までやり切ったプロセスが深掘りされます。
- 課題の特定:どのような計数データや現場の兆候に着目し、問題の本質を見抜いたか
- 合意形成の工夫:他部署や現場のメンバーとどのように対話を重ね、協力を得たか
- 定量的成果:施策を実行した結果、収益改善や解約率低下、業務プロセスの短縮といったどのような事業インパクトを残したか
このプロセスを構造的に語ることで、評論家にならず自ら組織を前進させられる実務推進者であることを証明できます。
「なぜSaaS業界なのか」「なぜHENNGEなのか」に明確な論理を持たせる
競合となる国内外のSaaS企業やITベンダーとの比較において、志望動機の解像度が合否を分けます。
- セキュリティという企業のDXの根幹を支える領域において、同社が培ってきた強みやカルチャーに自身のキャリア観がどう共鳴しているか
- 既存プロダクトの深化と新領域の開拓を両立させる現在の事業フェーズにおいて、自身の専門性(管理会計、事業投資評価、プロセス改革、DX推進など)がどう貢献できるか
ビジネスの言葉を用いて客観的に論理を組み立て、単なるファンではなく、事業を共に伸ばすビジネスパートナーとしての覚悟を示すことが肝要です。
逆質問で経営視座の高さと企業研究の深さを示す
面接の終盤に設けられる逆質問では、決算説明資料や有価証券報告書、中期的な事業計画を事前に精読した上で、本質的な問いを用意しておくことが効果的です。
- 「HENNGE Oneの強固な事業基盤を維持しながら、新規プロダクトや新領域への投資を進めるにあたり、経営企画として現在どのようなリソース配分やKPI設計を最も重視されていますでしょうか」
- 「多国籍で自律的な組織カルチャーを大切にされている中で、経営陣と各事業部門の目線を揃え、スピード感を持った事業変革を推進するために、経営企画部門としてどのような情報共有や合意形成の工夫をされているか教えていただけますでしょうか」
事業運営の核心に迫る質問を投げかけることで、経営陣のディスカッションパートナーとしての資質を強く印象づけることができます。



