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面接官の「人数」が複数の場合、逆質問はどうする?誰に聞くべきか徹底解説

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転職活動の面接において、終盤に必ず設けられる「何か質問はありますか?」という逆質問の時間。一対一の面接であれば、目の前の面接官に向けて質問を投げかければ済みますが、面接官の人数が複数いる場合、誰に向かって質問をすればよいのか、戸惑ってしまう転職者は少なくありません。現場の責任者や、人事担当者、さらには役員クラスなど、様々な立場の面接官が同席している状況下では、質問の宛先や選び方に迷うのも当然です。本記事では、面接官の人数が複数いる状況において、誰にどのように逆質問を投げかけるべきか、その基本的な考え方と、面接官全員に好印象を与えるための具体的なテクニックについて、詳しく解説します。

面接官の人数が複数の場合における逆質問の基本

複数の面接官が並んでいる状況で逆質問を求められた際、まずは、どのような心構えで質問に臨むべきかという、基本的なマナーを理解しておくことが重要です。

誰に質問を投げかけるべきか

質問の内容によって、答えるのにふさわしい面接官は異なります。例えば、現場の具体的な業務フローに関する質問であれば現場の責任者に、評価制度や福利厚生に関する質問であれば人事担当者に尋ねるのが自然です。もし、面接官の役割が明確に分かれており、それぞれが自己紹介の際に立場を明かしている場合は、質問の内容に合わせて、最も適切な相手を指名して質問を投げかけるのが、スムーズな対話を生むコツです。一方で、誰が答えても良いような全体的な質問や、面接官の役職が不明な場合は、特定の誰か一人を見つめるのではなく、面接官全員を見渡しながら質問を切り出し、回答を待つのがマナーです。

全員に対して質問する必要はあるのか

面接官が3人いるからといって、必ずしも3人全員に対して、一つずつ個別に質問を用意する必要はありません。面接の時間には限りがあり、一人ひとりに質問を投げかけていると、時間が長引きすぎてしまい、全体の進行を妨げてしまう恐れがあります。基本的には、全体に向けて2〜3問程度の質問を投げかけ、それに答えてくれた面接官との対話を深めることに集中すれば、十分なアピールとなります。もちろん、時間的な余裕があり、それぞれの面接官の専門領域について深く知りたい場合は、一人ずつに的を絞って質問をしても問題ありません。

複数人の面接官に好印象を与える逆質問のテクニック

複数の面接官がいる状況は、プレッシャーを感じる反面、それぞれの視点から企業のリアルな情報を引き出せる、絶好の機会でもあります。この機会を最大限に活かすための、効果的なテクニックをご紹介します。

面接官の役職や立場に合わせた質問を選ぶ

面接の冒頭で、面接官それぞれの役職や担当業務が紹介された場合は、その立場に合わせた質問を振り分けることで、企業研究の深さと、コミュニケーション能力の高さをアピールできます。現場の担当者には「実務における具体的な課題」を、人事には「社風や人材育成の制度」を、役員には「今後の事業展開や経営ビジョン」を尋ねるなど、相手の視座に合った質問を選ぶことが、質の高い対話を実現するための重要なポイントです。

質問の意図と宛先を明確にしてから話し始める

複数の面接官がいる中で唐突に質問を始めると、誰が答えるべきか面接官同士で迷ってしまい、気まずい間が生まれてしまうことがあります。これを防ぐためには、「〇〇という事業戦略について、事業部長である〇〇様にお伺いしたいのですが」と、質問の宛先を明確にしてから話し始めるのがスマートです。もし、特定の誰かを指名しない場合は、「皆様にお伺いしたいのですが、御社で活躍されている方に共通する特徴はどのようなものでしょうか」と、全体に向けた質問であることを前置きすることで、面接官もスムーズに回答しやすくなります。

面接官の人数に関わらず避けるべきNGな逆質問

面接官の人数が多い場合、一人の面接官に与える印象だけでなく、その場にいる全員がどのように感じるかを、常に意識しておく必要があります。

偏った特定の人にしか答えられない個人的すぎる質問

特定の面接官の、個人的な経歴やプライベートに踏み込みすぎる質問は、他の面接官を会話から蚊帳の外に置いてしまうため、避けるべきです。例えば、「〇〇様の出身大学はどちらですか」といった質問は、面接の場において適切ではありません。「入社の決め手」や「仕事のやりがい」など、個人の体験に関する質問であっても、他の面接官が共感できたり、補足して回答に加われたりするような、ビジネスの枠に収まる内容を選ぶことが大切です。

話の流れを無視した唐突な質問

複数の面接官との対話の中で、あるテーマについて盛り上がっていたにもかかわらず、自分の番が来た途端に、全く関係のない用意していた質問を唐突に投げかけるのは、場の空気を読めない人物であると判断されます。複数人での面接では、これまでの質疑応答の流れをしっかりと汲み取り、「先ほどの〇〇様のお話に関連して伺いたいのですが」と、会話を接続しながら質問を展開する、柔軟な対応力が求められます。

【状況別】複数人の面接官に使える逆質問の例文

実際の面接の場で、複数の面接官を前にした際に活用できる、状況別の具体的な逆質問の例をご紹介します。

現場担当者と人事担当者がいる場合の例文

それぞれの専門分野に配慮しつつ、両者の視点から情報を引き出す質問です。

  • 「現場での業務と、会社全体の制度の両面からお伺いしたいのですが、入社後、いち早く現場の戦力として活躍するために、人事部として用意されている研修制度と、現場のチーム内で日常的に行われているサポート体制は、どのようなものでしょうか。」
  • 「〇〇様(現場担当)から見て、現場で最も求められているスキルは何だとお考えでしょうか。また、〇〇様(人事担当)から見て、そのスキルを持つ人材は、社内でどのように評価されているのでしょうか。」

役員クラスと現場責任者が同席している場合の例文

経営視点と現場視点の両方をバランスよく確認し、広い視野を持っていることをアピールする質問です。

  • 「御社が今後〇〇の領域に注力されていくにあたり、〇〇様(役員)が描かれている中長期的なビジョンと、それを実現するために〇〇様(現場責任者)が現場で直面されている、リアルな課題について、それぞれお教えいただけますでしょうか。」
  • 「皆様にお伺いしたいのですが、異なる立場から御社をご覧になっていて、最も誇りに思われている企業文化や、社員の皆様の共通した強みは、どのような点だとお感じになられますでしょうか。」
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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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