面接で「大学」をどう呼ぶ?ビジネスシーンにふさわしい敬称の使い分け
転職面接の際、自身の経歴を語る中で出身大学について触れる場面は多くあります。この時、「大学をどう呼ぶのが正しいのか」と迷う方は少なくありません。「〇〇大学」「〇〇大」と普段の会話感覚で呼んでしまうと、少しカジュアルな印象を与えてしまう可能性があります。ビジネスの場においては、相手に敬意を示す適切な呼称を用いるのがマナーです。ここでは、面接での自然な大学の呼び方について解説します。
面接での基本は「大学名を略さず呼ぶ」
面接というフォーマルな場では、原則として大学名を略さずに伝えるのが基本です。
「〇〇大学」と正式名称で伝える
「〇〇大出身です」といった略称は、履歴書や職務経歴書に記載する正式名称とは異なります。面接官に対して誠実かつ丁寧な印象を残すためには、「〇〇大学を卒業いたしました」と、略さずに伝えるのが最も無難で確実なマナーです。
「私立」「国立」を付ける必要はない
出身大学を伝える際、「国立の〇〇大学」や「私立の〇〇大学」のように、設置区分をわざわざ付ける必要はありません。大学名そのものが固有の名称であるため、名前に続けて「〇〇大学」と呼べば十分です。ただし、聞き手がその大学を認識していない可能性がある場合は、必要に応じて「〇〇県にある〇〇大学です」と、地域名を添えて補足するとスムーズに伝わります。
状況に応じた「呼び方」の工夫
必ずしも全ての場面で正式名称である必要はありませんが、状況に合わせて柔軟に対応することが求められます。
二度目以降の言及時
面接が長引いたり、会話の中で何度も大学名が出てきたりする場合、毎回「〇〇大学」と繰り返すと、かえって説明がくどくなることがあります。その場合は、「大学時代には」や「在学中には」といった言葉に置き換えることで、自然に会話を繋げることができます。
相手との共通点がある場合
面接官が同じ大学の出身者であったり、その大学について詳しく知っていたりする場合は、少し柔らかい表現でも問題ありません。しかし、面接官が年上の場合や、敬意を払うべき相手である以上、最初は必ず「〇〇大学」と正式に伝え、相手の反応を見てから少し砕けた表現に変えるのが賢明です。
注意すべき「不自然な呼び方」
以下のような呼び方は、ビジネスの場では避けるべきです。
- 大学名+「の方(ほう)」: 「大学の方は」といった言葉遣いは、余計な言葉が多く、論理的でない印象を与えます。単に「大学では」と話すだけで十分です。
- 「母校」の多用: 「私の母校は」という表現は、必ずしも間違いではありませんが、頻繁に使うとやや感傷的で主観的な印象になります。客観的な経歴説明としては、「〇〇大学にて〇〇を専攻しました」という形が最も明瞭です。
- 出身地の略称で呼ぶ: 例えば、地元の通称だけで大学を指すような言い方は、社外の面接官には通じない可能性があります。常に「初対面の相手にも正しく伝わるか」という視点を持って話すことが重要です。
面接における言葉遣いは、あなたの知性と相手への配慮を示すバロメーターです。大学名一つをとっても、丁寧に伝える姿勢を持つことで、細かな部分まで気の回る人だというポジティブな評価に繋がります。特別なテクニックは必要ありません。常に「丁寧な正式名称」を心がけることが、最も信頼を勝ち取るための近道です。





