はじめに
「面接ってどんな流れで進むの?」「最初に何をすればいい?」「面接の正しい手順がわからず不安…」
初めての就職活動や転職活動では、面接の手順やマナーに戸惑う方も多いものです。
面接で好印象を残すには、スムーズな流れを把握し、自信をもって一連の動作ができるよう準備しておくことが重要です。
この記事では、「面接 手順」というキーワードをもとに、
- 面接の一般的な手順・流れ(入室から退室まで)
- 面接官がチェックしているポイント
- 各ステップでの注意点とマナー
- オンライン面接での手順の違い
- 面接を成功させるための事前準備
について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
面接当日の基本的な手順と流れ
面接には企業ごとに多少の違いはあるものの、以下が一般的な流れとなります。
◆ 1. 受付~面接会場へ案内
【手順】
- 予定時刻の5〜10分前に到着(早すぎるのはNG)
- 受付で「○時に面接のお約束をしている○○と申します」とあいさつ
- 案内されたら、静かに面接会場の前で待機
【ポイント】
- 携帯の電源はOFFまたはマナーモードに
- 待機中も姿勢や態度に気を配ること
◆ 2. 入室
【手順】
- ドアをノック(3回)
- 「どうぞ」と言われたら「失礼いたします」と言って入室
- ドアは静かに閉め、面接官の方を向いて一礼
- 指定された椅子の横に立ち、「○○と申します。本日はよろしくお願いいたします」とあいさつ
【ポイント】
- 椅子には「どうぞ」と言われてから座る
- 鞄は椅子の横または足元に置くのが基本
◆ 3. 面接本番(質疑応答)
【よくある流れ】
- 自己紹介・自己PR
- 志望動機
- これまでの経験(職務経歴や学生時代の取り組み)
- 企業理解・業界への関心
- 逆質問(応募者から質問)
【ポイント】
- ハキハキと、結論→理由→具体例の順で話す(PREP法)
- 質問に詰まったら「少し考えさせていただけますか」と間を取ってもOK
- 相手の話にはしっかり相づちを打つことで好印象に
◆ 4. 面接終了~退室
【手順】
- 面接終了の合図があれば「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」と一礼
- 椅子の横に立ち、再度お礼とあいさつ
- ドアの前でもう一度「失礼いたします」と一礼して退室
- 退出後も建物を出るまで気を抜かない
【ポイント】
- 椅子を戻すかは会場による。迷ったらそのままでもOK
- 退室時も姿勢や歩き方に注意を
オンライン面接の手順と違い
オンライン面接も増えており、手順に少し違いがあります。
✅ 主な違い
対面面接 | オンライン面接 |
---|
入室 | ノック、入室、着席の順番あり |
あいさつ | 面接官に対面でお辞儀 |
退室 | 一礼して退出 |
【注意点】
- 開始5〜10分前にはZoomやTeamsにログインしておく
- バーチャル背景よりも、無地の壁や静かな部屋がおすすめ
- カメラの位置を目線と合わせ、表情や声のトーンにも気を配る
面接を成功させるための準備ポイント
- 面接の流れを自分で再現できるよう練習
- 鏡の前で表情や姿勢、あいさつをチェック
- よく聞かれる質問を想定し、回答を準備
- 企業研究をして、具体的な志望動機を整理
- 適切な服装、持ち物、身だしなみの確認
まとめ|面接の手順を押さえて、自信を持って臨もう
面接で緊張しないためには、全体の流れ(手順)を事前に理解しておくことが何よりも大切です。
基本的な動作やマナーが自然にできるようになれば、あなたの伝えたいことに集中する余裕も生まれます。
✅ おさらいポイント:
- 面接は「受付→入室→質疑応答→退室」の流れが基本
- あいさつ・姿勢・聞き方などのマナーが印象を大きく左右する
- オンライン面接にも特有の準備と作法がある
- 面接の手順を“型”として覚えることで、余裕が持てる
面接は、あなたの人柄や熱意を伝えるチャンスです。手順をマスターし、自信を持ってあなたらしい受け答えを目指しましょう。
ABOUT ME
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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